Linuxで何をやってるんだい?

今、使用しているラップトップは最近購入した2代目である。1代目はどうしたかというと、別に動かなくなったわけではなく、10年来のラップトップなのでお休みしていただくことにした。よく使用に耐えてくれたと思う。さて、1代目もWindowsからLinuxに移行したが、2代目は、プリインストールされていたWindowsを起動することもなく、USBからLinuxをインストールした。

そのLinuxもMATEから少しだけUbuntuをインストールしたが、再起動の際に画面が乱れるという症状が発生したのでやめてしまった。多分、インストールの仕方が悪かったのだろう。その後はXfceから現在のCinnamonに移行している。Cinnamonに移行するときは、結構、ラップトップに負担がかかるんだろうなぁと思っていたが、意外とそうではなく、使用感はMATEと変わらない。もちろん、視覚効果や不要フォントの削除などできるだけ軽くしている。その甲斐もあって、MATEやXfceとあまり変わらないメモリの消費量であるし、CPUの使用率も変わらない。

2代目ラップトップのスペック

画像を見ていただければわかるだろう。メーカーはiiyamaのスタイルインフィニティである。まあ、1代目と同じメーカーを選んだわけだ。セールのときに購入したので今では販売していない(在庫切れ)。最初はミニPCにするかと悩んだが、トータル的に考えてラップトップを選んだ。価格も手頃だったからね。ちなみに、動画編集はしないし、CGもやるわけではないので、高スペックを選択する理由はなかった。1代目のスペックで事足りていたのでね。

ハードウェア情報
ハードウェア情報
メモリの消費量
メモリの消費量

インストール直後だともう少し低く、消費量は1GB弱である。1.2GBなのはスクリーンショットを撮るために、アプリを起動したためである。Plankが起動しているので、自動起動をやめると1GB程度になる。メモリ消費量は低いといえる。ただし、ブラウザを起動したり複数のアプリを使うと、当然のことながら消費量は増える。なので、インストール自体は2GBでも可能だが、実際使用すると2GBでは足りなくなりスワップが発生する。Linux Mintではスワップ領域は2GBである。ディストリビューションによっては8GBも設定してしまうものもある。いささか暴言だが、ストレージがSSDだったらメモリとあんまり変わんないので、スワップは発生するけど2GBでもいいんじゃない?…でもないな。

AlmaLinuxのようにサーバー系のディストリビューションであれば、メモリ2GBでも運用可能だろう。VPSのようにメモリ512MBというのもあるからね。もちろん、GUIのデスクトップ環境やブラウザ、Gimpなどのアプリは一切入れない。ターミナルのみでSambaやApache2Webサーバー、MariaDBサーバー、PHPなど導入。小規模であればファイルサーバーやWebサーバーとして運用する。そんな感じ。

なぜ、Linux Mintなのか

Linux Mintは1代目のラップトップにWindowsから移行して最初にインストールしたディストリビューションである。その後、あちこち旅していろいろなディストリビューションをインストールしたが、やはりLinux Mintに落ち着く。1代目も最終的に、2代目と同じLinux Mint Cinnamonをインストールしている。

Linux Mintの全エディションに言えることだが、デスクトップとしての完成度が高いということである。海外製のディストリビューションでありながら日本語化率もよく、ほとんど100%と言っていいほどである。もちろん、日本語化率の高いほかのディストリビューションもあることは確かである。

アクセサリやシステムツールが充実していることも選択理由になりえる。優劣の比較ではないが、Ubuntuと較べるとアクセサリやシステムツールが多い。あくまでも個人的な思考なのでUbuntuユーザーは、ご了承いただきたい。あれこれインストールするのも楽しいことではあるが、やはりすでにプリインストールされてあるほうがよい。僕みたいなお年寄りはあれこれとインストールするだけで疲れてしまうものなのである。

デスクトップ画面
デスクトップ画面

で、Linuxで何をしているんだい?

今はPythonとGNU Fortranでコードを書いていることが多い。そう、プログラミングしかやっていない。あとは、このブログと、もうひとつのサイトの記事を更新するくらいである。YouTubeはスマホを書見台において見ている。ゲームはしない。一時期はXbox oneでやっていたが、今では全くやっていない。また、すぐそばにおいてあるので、Xbox oneをつけていると熱が結構出るので、夏は動かしたくないのである。音楽もスマホからである。

Webもやることはあるが、GimpやInkscapeなどで事足りているし、Figmaもある。Adobeのソフトが動かなくても全く問題がない。現状ではWindowsではなくてはいけないということはないのである。ネットワークの構築やデータベースの勉強もできるし、Windowsと変わらないでコードも書くことができる。総合的に見ればプログラミングでコードを書くには、Windowsよりもよい環境といえる。

ただ、ひとつ残念なこともある。それはC#によるデスクトップアプリの開発だ。LinuxにはMonoというC#コンパイラがあるが、デスクトップアプリを開発するRADツールがない。いや、Monodevelopがあるが、Visual Studioと較べると使いづらいのが欠点だ。この点だけはWindows方がよいだろう。デスクトップアプリを開発するのであればね。

Linux Mintのインストール後に入れているアプリについては「Linux Mint 20.3 MATE / Xfce インストール後にやっていること」をみればわかるだろう。

ライフワークとして、次のことに取り組んでいる。最初の2つは「ペンとノートと電卓で旅する星空」で進行中だ。残りもやっていく予定である、といえばイイネと思うかもしれないが、実際は全く役に立たないものなのである。ただ、ノスタルジックに楽しむことはできるだろうと思う。

  • 天体の位置計算 増補版をGNU Fortranでコード化
  • マイコン宇宙講座のプログラムをPythonへ書き換える
  • マイコンが解く天体の謎のプログラム(F-BASIC)をPythonへ書き換える
  • マイコン天文学Ⅰのプログラム(N88-BASIC)をPythonでGUI化
  • パソコン天文講座 天体の軌道計算(MS-FORTRAN)をJavaへ書き換える
  • マイコン宇宙講座の全プログラムをまとめて1つのデスクトップアプリとする

最後に

ま、こんな感じでやっとるわけですな。ワシも若ければもっとギラギラしてやってるかもしれないが、今はのほほんとやるのが一番いいのである。やる気が出ないときはやらないし、やる気が出たらガシガシやる、そういうことで終わる。