phpMyAdminにアクセスできた話

Apache2、MariaDB、PHPとインストールして使ってたが、phpMyAdminを使う必要がでてきた。データベースを扱うだけならターミナルから操作すればいい。だけど、ブログを書くうえで必要になったので、インストールしてみようと思った。一度インストールして接続できなかった経緯がある。

XAMPPやMAMPといったサーバーをインストールすればよかったのだが、インストールしてるApache2、MariaDB、PHPをすべてアンインストールする必要がある。そうしなかったのは、XAMPPは僕にとって使わないパッケージがついてくるからだ。TomcatやFileZilla(メールサーバ)などがインストールされてしまう。それにあくまでもローカル環境にしたかったのと、現在使用しているノートPCのストレージ容量の問題もあった。古い機種で内蔵のストレージは32GBしかない。これにLinux mintをインストールして使っている。現在は、残り11GB弱である。これから先のことを考えると、この状態でXAMPPやMAMPをインストールするのはためらってしまった。

Apache2やMariaDB、PHPをインストールしたとしても、XAMPPやMAMPをインストールしたのに較べると、占有する容量は少ないし、phpMyAdminをインストールしたとしても残り容量を押さえられる。

ネットの情報は自分の環境に合っているとは限らない

phpMyAdminのインストールは検索すると、多くがsudo apt install phpmyadminと示されている。たいていはこれで他のパッケージをインストールできるのだが、phpMyadminはそうはいかなかった。たしかにインストールできる。だけど、apache2とMariaDBをサービスとして実行して、localhost/phpmyadminにアクセスしてもエラーとなってしまう。

必要なパッケージはすべてインストールしてあるので問題はないはず、と思っても動かないものは動かないのである。それにインストール時にあれこれ質問してくる。環境に合った答えをしないと動かない。それで、インストールしたパッケージを設定ファイルも含めて、sudo apt remove –purge phpmyadminでアンインストールすることにした。

やっと見つけた答え

再度、Googleで検索する。いくつかでてきた一覧の中に答えがあった。どうやら、PHPのバージョンまで含めて検索すればよかったようだ。海外の方が書かれた記事なのだが、手順がわかりやすく書かれており、ターミナルから入力するコマンドも書かれている。それにひとつひとつのコマンドがコピーできるようになっていた。

解説に従って、インストールしていくことにした。もちろん、Apache2、MariaDB、PHPからである。Linuxでは、インストールするパッケージより最新のものがあれば、インストール時に上書きなどせずにスキップしてくれるので問題はない。

phpMyAdminのインストールはzip形式のファイルをダウンロードして適切な場所に配置、設定ファイルの作成、パーミッションの設定、さらに、セキュリティ上の問題からrootでMariaDBへログインすることが禁止されているため、2つの解決策のうち、いずれかの方法で権限を変更することまで書かれていた。最後の設定を済ませて、Apache2とMariaDBを実行してアクセスしてみると、ログイン画面が表示されたのである。思わずヨシッと口からでてしまった次第。

なんでもないことがうれしいこともある

たかが、phpMyadminのインストールだけでなんで、と思うかもしれない。そのとおりである。だけど、なんでもないようなことであっても、実際にアクセスしてphpMyAdminの画面を見ることができたのは、僕にとってみれば嬉しいことなのだ。

プログラミングでも同じことがいえると思う。ロジック的には問題なくても、考えて、コードをチェックしていって、苦労してやっと見つけた答え。そして動いたときの嬉しさは格別な気持ちになる。その日は気分が良くなるものなのである。

最後に

決してネットの情報が間違っているとは言わない。インストールの方法は間違っていないのである。ひとつ言えるとしたら、情報の深さ?といえるかもしれない。僕も気をつけないといけないのだが、インストールした、動いた、OKではないのだと感じている。動いたのは自分の環境だけなのであって、他人からしてみれば、手順どおりやっても動かないことがあるかもしれないからだ。

今回の見つけた答えは、誰がやってもうまく動くように書かれている。もちろん、数年も経てば、古すぎて動かないということがあるかもしれない。だが、それは記事を更新していけばいいだけなのである。いかに、ネットにあふれている情報が更新されていないかわかるだろう。それを再度肝に銘じてやっていこうと思う。