PHP基礎入門に癒やされた話

手元に、初心者からちゃんとしたプロになるPHP基礎入門という書籍がある。出版はMdNで、昔からデザイン系の書籍では有名な会社である。購入はしていないが、基礎入門シリーズには、Webデザイン基礎入門、HTML+CSS基礎入門、Javascript基礎入門がある。この本を購入したのは、PHP+SQLのコードの書き方を学ぶためだ。PHPの基礎文法については理解しているので必要はなく、学習もレッスン3から始めている。

本当に癒やされたよ

癒やされたという話をしていこう。入門Node.jsという本で学習していたのだが、レッスン9で練習問題がどうしてもわからずに挫折したからだ。とはいえ、やり方を変えて進めるつもりである。さて、この本は、翻訳されたもので文章も多い。はじめてのフレームワークを使ったこともあって、やや難解さを感じて学習を続けていたのだが、残念な結果にしてしまった。

そこで、入門Node.jsを終わらせてから取り掛かる予定だった、PHP基礎入門を始めることにしたわけである。読み始めて、なんという平易でわかりやすく、文章が少なく、色がついているなどと妙に感心してしまった。そして、なにより、ホッとしている自分がいた。癒やされている気分になってしまったのである。まあ、ふだん使っているPHPだからかもしれない。ただ、入門Node.jsについては、最後までやっていくことにしている。挫折した?やり直せばいい、ちょっとやり方が悪かっただけなのだ。

初心者向けの学習書というのはこういうものをいうのだよ

初心者向けの本というのは、最低限度のわかりやすい解説、そしてサンプルコードがあり、演習課題があると思っている。できるだけコード量は多いほうがいい。まず、コードを書くことに慣れることが重要だろう。意味とか、どうして動くのかなどということはいらないのである。そういうのは後回しでいい。解説といくつかのサンプルコードで学び、演習問題をこなしていく。これでいいと思っている。もちろん、演習課題の解答コードはいらない。実行結果だけが掲載されているのが条件である。初心者はこれがないと、書いたコードが合っているのかどうかわからなくなってしまうからだ。同じ実行結果になれば、書いたコードが自分にとって正解になる。

個人的なことだが僕は文章が多いのは嫌いである。読み物なのか、プログラミング学習書なのかわからなくなる。たとえば、PHPのプログラミング入門書があるとしよう。PHPとはなんぞやとか、PHPの歴史などとよけいなことはなくていいし、さっさとコードを書かせろと思ってしまう。別に気が短いわけではない。プログラミング学習書ならそれらしくしようということである。

ちなみに、PHP基礎入門では、データベースについて書かれているが、ほんとうに最小限度で基礎的なことしか書かれていない。最初のうちはこれくらいがちょうどいい。

分厚い入門書なんて嫌いだ

嫌いなことをもうひとついうと、分厚い入門書がある。600ページ超えているやつだ。おまけに少しサイズが小さいために、PCの横において広げようとしてもすぐに閉じてしまう。そう、Javaの入門書だよ。中身はすごくいいのだが、なにもあんなに詰め込まなくてもいいだろうと思ってしまう。せめて、1冊あたりのページ数を減らして、3分冊にしてくれといいたい。

学習しやすい入門書は、適度なサイズがあり、ページ数は300ページ前後、価格は2,500円程度、本全体がやわらかいというのがいい。なぜなら、財布にやさしいし、学習時に広げやすいからだ。広げにくい本は学習を妨げるものなのだ。さらに、ルーズリーフ形式が理想的である。もちろん、ただでさえ価格が高いのに、さらに高くなるかもしれないが。

電子書籍というのもあるが、画面サイズが問題である。10インチのタブレットでプログラミング学習書というのは、論外だ。小説や随筆などを読むのはいいかもしれないが、プログラミング学習においては致命的である。ピンチ操作すればいいと思うかもしれないが、大きくしたらスクロールするか元に戻さないといけないじゃないか、といいたい。15インチがいい。画面サイズも文字の大きさも適度なものになる。

話がずれてしまったが、そういうことなのである(何が?)。