Manjaro LinuxでXdebugを有効にする

Manjaro LinuxのLAMP環境は「Manjaroにランプを灯す」に書いておいた。今回は、PHPプログラミングにおいてデバッグで必要なXdebugをインストールして有効にする方法を紹介する。手順はいたって簡単で3つのステップで有効にすることができる。

では、早速やってみよう。

Step.1 Xdebugをインストールする
「ソフトウェアの追加と削除」からXdebugをインストールするか、以下のコマンドでインストールする。

sudo pacman -S xdebug

Step. 2 PHP.iniにExtensionとして追加記述する
下記のコマンドでphp.iniを編集する。使いにくい場合は、ファイルマネージャを起動して、右クリックし、コンテキストメニューから「Thunar Root」を選択する。選択したら、左側の表示項目からファイルシステムを選択して、“/etc/php”へ移動して、php.iniを右クリック「アプリケーションで開く」を選択してテキストエディタで開けばよい。

php.iniを開いたら、検索(F)から検索文字列として「extension=」を入力して検索する。直接該当行にジャンプしないが、すぐ近くなのでスクロールさせて、以下の行を見つける。

;zend_extension=opcache

見つけたら、コメントアウトにしてすぐ下の行に、以下の内容を追加記述する。

zend_extension=xdebug

追加したら保存して終了する。

Step.3 Xdebugの設定を追加する
以下の内容でphp.iniの最後に追加記述する。設定内容は基本的なものである。必要があれば書き換えるとよい。

[Xdebug]
xdebug.mode=debug
xdebug.remote_enable=true
xdebug.client_host=127.0.0.1
xdebug.client_port=9003

以上で終わりである。

確認
ここまで終わったらApacheを再起動させることだ。そうでないと設定内容が有効にならない。

sudo systemctl restart httpd

再起動したら、phpinfo()でPHPの構成を表示させて、Xdebugが追加されていることを確認しておこう。またPHPのバージョンを表示させて、以下のように表示できていれば本当に終わりである。なお、それ以降のVisual Studio CodeにおけるXdebugを利用したPHPのデバッグ方法は省く。

$ php -v
PHP 8.1.8 (cli) (built: Jul  9 2022 06:10:37) (NTS)
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.1.8, Copyright (c) Zend Technologies
    with Zend OPcache v8.1.8, Copyright (c), by Zend Technologies
    with Xdebug v3.1.4, Copyright (c) 2002-2022, by Derick Rethans