プリキュアじゃなくてセキュアブートだよ
Linuxのディストリビューションによっては、インストール前にBIOS画面でセキュアブートをオフにすることを要求されることがある。多くのディストリビューションはオフにしなくてもインストールすることができる。たとえば、Linux Mintはオンオフ関係なくインストールできるが、Manjaro Linuxはセキュアブートがオフになっていないとインストールできない。
USBからブートした段階で違反警告が表示される。わからないと何度ブートしても表示されてしまうので、インストールを諦めてしまう人もいるかもしれない。
こういった情報は検索してもなかなかヒットしない。出てくるのがまれという状態である。インストール記事の多くはVirtualBoxへインストールするものが多く、そこに気づかないのかもしれない。また、セキュアブートに対応していない古いPCなのかもしれないのだろうと思う。
公式サイトにいっても英語なので、そこまでたどりつくのが大変だということも原因のひとつだろう。事実、Manjaro Linuxの公式サイトからWikiのページにいき、「Install Manjaro」→「UEFI – Install Guide」までいってセキュアブートをオフにするよう書いてある。ここまで見る人はいないだろう。単に「isoをダンロードしてUSBに書き込んでUSBから起動すればいい」ということが定着しているので、ブートして始めてわかるということになる。
まあ、以上のことは、すでにインストールされているOSを削除してLinuxを入れる場合に起こることなので、多くの人は経験することはないのかもしれない。いずれにしても、セキュアブートがオンのままでいいのか、オフにしないとだめなのかくらいは、知っていたほうがよけいな手間をかけずに済むのである。