Linux Mint MATE-メイン・メニューにアプリを登録する方法
Linux Mint MATE EditionはMintメニューにアプリケーションを登録することができる。これを使えばアーカイブから解凍した実行ファイルをコマンドラインから実行しなくとも、インストールしたアプリケーションと同じように実行できる。とても便利な機能なのでぜひ活用しておきたい。今回は、Blenderを例にメインメニューへ登録する方法を紹介しよう。
Blenderのダウンロードと解凍
Blenderの公式サイトでアーカイブファイルをダウンロードする。.debパッケージがあればいいのだが、残念ながらアーカイブファイルで配布されている。
ダウンロードしたら解凍する。「blender-3.1.2-linux-x64」というフォルダができるが、名前が長いので名前を「blender-3.1.2」に変更しておく。これは任意である。変更したらHomeディレクトリ以下に「Application」フォルダを作成してフォルダごとコピーする。
コピーしたら、「blender-3.1.2」フォルダをダブルクリックして移動する。以下のようなフォルダとファイルがあるはずである。
メインメニューに登録するにあたって必要なのは、blender.svgとblenderの2つである。アイコンファイルがないのもあるが、探せばsvgファイルが見つかるはずである。ちなみにFileZillaのアイコンファイルは、/FileZilla3/share/icons/hicolor以下にある。
メイン・メニューへの登録
Mintメニューをクリックして、[設定]→[メイン・メニュー]をクリックする。
メイン・メニューダイアログが開いたら、カテゴリーのグラフィックスを選択して[新しいアイテム(W)]をクリックする。
ランチャーの作成ダイアログが表示されるので、必要な項目を以下のように入力する。コマンド(A)の内容は配置したパスによって異なる。この例ではHomeフォルダ以下にApplicationフォルダに配置している。ユーザー名は、Linux Mintのインストール時に入力したユーザー名を指定する。
アイコンの登録は、ランチャーの作成ダイアログのデフォルトで表示されているアイコンをクリックして、blender.svgを指定すればよい。
項目 | 入力内容 |
名前(N) | Blender |
コマンド(A) | /home/<ユーザー名>/Application/blender-3.1.2/blender |
コメント(M) | 3Dモデリング、アニメーション、レンダリング、ポストプロダクションのツール |
[OK(O)]をクリックしてメニューのグラフィックス・カテゴリーに登録されていれば終わりである。一番下に登録されているが、メニューはアルファベット順に並び替えられて表示されるので、メインメニューを開けば一番上に表示されている。
以上でメインメニューへアプリケーションを登録する方法の紹介を終わる。