DBeaver-CE入門(1) – ダウンロードとインストール
今回はタイトルとおりにDBeaver-CEをダウンロードし、インストールと設定について述べる。ベースがEclipseなのでJREのインストールが要求されるケースがあるかもしれない。その場合はJDKをインストールしておく。
ダウンロード
DBeaver公式サイトからダウンロードする。Linuxでは、ソフトウェアマネージャまたはコマンドラインでインストールできる。最初に公式サイトからダウンロードを紹介しよう。公式サイトへいき、Downloadをクリックする。
次にダウンロードページからCommunity Editionを、使用しているOSにあわせたパッケージを選択してダウンロードすればよい。それ以外にもダウンロード方法が掲載されているので、好きな方法を選ぶとよいだろう。
Linux mint(Ubuntu)では次のような方法も使える。リポジトリを追加してインストールする方法である。こうしておくと、DBeaverに新しいバージョンがでたときにアップデートの通知がくる。ちなみに、DBeaverでも通知がきてアップデートできるが、対応OSがWindowsとMacとなっている。
sudo add-apt-repository ppa:serge-rider/dbeaver-ce
sudo apt update
sudo apt install dbeaver-ce
データベースの起動
DBeaverを起動する前に、データベースを起動しておく。本記事ではMariaDB(MySQL)を使用することを前提としている。起動は、XAMPPを実行して、MySQLをクリックするだけである。ただ、毎回するのは面倒なのでサービスとして実行できるようにチェックを入れておくといいだろう。
LAMPの場合は、コマンドラインで実行する。
sudo systemctl start mariadb.service
インストール
ダウンロードしたパッケージをOSで指定された方法でインストールする。Linux mint(Ubuntu)では.debをダブルクリックしてインストールする、Macでは.dmgをApplicationフォルダへ移動させる、Windowsではインストーラーを実行などである。ここでは、OSごとのインストール方法をインストール画面のキャプチャー付きで述べない。そのくらいはできるという前提である。
起動
インストール後に起動すると、最初にサンプルデータベース(SQLite)を作成するかどうか聞かれる。ここで作っておくと、SQLを操作して学ぶことができるようになる。
[はい(Y)][いいえ(N)]どちらでも構わない。ここでは、とりあえず[いいえ(N)]をクリックしておく。データベースの接続やサンプルデータベースの作成は最初だけなので、次回からは求められることはない。
次に接続するデータベースを選択するよう求められる。
[キャンセル]して次のステップへ。
日本語化されたUIになっている。ただし、一部英語表記になっているが、困ることはないだろう。Google翻訳にでもとおせばよい。色がおかしくなっているが、これはLinux mintの外観設定でダークを指定しているためである。
設定
基本的にデフォルトのままでよい。ここでは、簡単に外観を変える方法について述べる。まず「ウィンドウ(W)」をクリックして「設定」を選択する。
「ユーザーインターフェース」から「外観」とたどり、テーマを選択する。Darkモードもあるので、OSのテーマがダークの場合は変更しておくといいだろう。
色とフォントについては、「外観」を展開する。
設定はかなり細かいところまで行えるが、煩わしさもあるかもしれない。次はテキスト・エディターについての設定である。行番号の表示やタブコードを空白にするなどの設定が行える。
次からはデータベースの接続とドライバーのインストール、サンプルデータベースやテーブルの作成、テーブルの定義変更、フィールド名の追加などについて述べることにする。