生成AIを利用してCOBOLで“Hello, World”を表示する

生成AIによる“Hello, World”を表示するコード

コードについて解説する

もちろんです!COBOLのプログラムは、いくつかのセクションに分かれています。それぞれのセクションについて解説します。

1. IDENTIFICATION DIVISION

       IDENTIFICATION DIVISION.
       PROGRAM-ID. HelloWorld.
  • IDENTIFICATION DIVISION: プログラムの名前や情報を定義するセクションです。
  • PROGRAM-ID: プログラムの識別子を指定します。この例では「HelloWorld」という名前です。

2. ENVIRONMENT DIVISION

       ENVIRONMENT DIVISION.
  • ENVIRONMENT DIVISION: プログラムがどのような環境で動作するかを定義します。この例では特に設定がないため、空です。

3. DATA DIVISION

       DATA DIVISION.

       WORKING-STORAGE SECTION.
       01  WS-MESSAGE  PIC X(12) VALUE 'Hello, World'.
  • DATA DIVISION: プログラムで使用するデータを定義するセクションです。
  • WORKING-STORAGE SECTION: プログラム内で使用する変数を定義します。
  • 01: データ項目のレベル番号で、トップレベルのデータ項目を示します。
  • WS-MESSAGE: 変数名で、「Hello, World」というメッセージを格納します。
  • PIC X(12): データの型を示します。「X」は文字列を意味し、(12)は最大12文字の長さを示します。

4. PROCEDURE DIVISION

       PROCEDURE DIVISION.
       MAIN-LOGIC.
           DISPLAY WS-MESSAGE
           STOP RUN.
  • PROCEDURE DIVISION: プログラムの実行部分を定義します。
  • MAIN-LOGIC: プログラムのメインロジックのセクション名で、自由に名付けることができます。
  • DISPLAY WS-MESSAGE: 先ほど定義した「WS-MESSAGE」の内容を表示します。
  • STOP RUN: プログラムの実行を終了します。

全体の流れ

このプログラムは、変数「WS-MESSAGE」に格納された「Hello, World」を表示し、その後にプログラムを終了します。COBOLの構造が明確に示されている良い例ですね!